創作小説
「君とは結婚を前提に付き合っているんだよ」
知人関係から恋人になった彼がそう言った
再開は偶然だった
知り合いの知り合いとして複数人を含めて遊ぶ仲だった彼と
まさか遠く離れた地で再開し恋人になるとは思いもよらない
物静かな人だな
それが彼の第一印象だった
ただそんな彼が煙草を吸っている姿を見た時少しばかり驚いた
とても悲しそうな横顔をしていたから
彼もまた相手都合で傷つけられた人なのかもしれない
そんなことを思いながら少しばかり気になってしまう存在になっていたことはまだ誰にも言ったことはない
そんな淡い気持ちも忙しい日々を送る中で少しずつ紛れていた
遠く離れた都会の地で私たちは偶然の再会を果たした
そこから何度か食事を重ねたある日彼から
「付き合ってほしい」と言われた
冗談だと思った
わたしは彼のタイプではないだろう
と思っていたからだ
間違いではないかと何度も確認した
自分の気持ちに正直になって言っているんだよ
と返された
こんなこともあるのかもしれないと
私たちは交際をスタートした