paingain’s blog

私の思考の記録

甘味処、白昼夢

鳥のさえずりで目が覚めた。

時計を確認すると、午前9時30分を指していた。

ここのところずっとこんな感じの生活が続いている。

寝たいときに寝て、おきたいときに起きる。こんな幸せな生活を、他に知らない。

 

昨日深夜までテレビを見ていたつけなのか、

それでもまだ意識ははっきりとせずまどろみの中にいた。

 

睡眠は好きだ

現実を忘れられる唯一の方法

嫌なことがあっても寝ると

すごろくで言う、「ふりだしに戻る」のように

リセットされることが多く、

嫌なことはすぐに忘れるわけではないが、

前日よりすっきりとした気持ちで

今日も頑張るか

という気持ちにはなるから

 

最近は眠れない夜を過ごしている

身体が疲れていないせいもあるかもしれないが

コーヒーの飲みすぎもあるかもしれない

 

眠れない夜は、バラエティ番組と決まっていた

面白い芸人さん達がテレビの向こう側からあの手この手で笑わせてくれる

お笑いが尊い。ありがたい。お笑いがなければ私のような生命力の弱い人間は

とうの昔に死んでいたかもしれない

とさえ、思う

 

思考をやめない頭の中を、バラエティと

面白ろおかしなことをしている芸人さん達で

たんと、埋めること

笑うこと

 

それが最近の夜の過ごし方だった。

 

冷蔵庫を開く

お腹を満たす

かつ私が食べたいものを選ぶ

 

消費期限が間近のパンがあったので

タンパク質のたまごとトマトでお腹を満たすことにする

 

本を読む。

今日は吉本ばななさんの「哀しい予感」

2時間かけて読み終える。

 

本を読んだらお腹が空いた

私の体は正常のようだった

 

家を出て、祖父母の家に移動する

隣には、おばあちゃんとおじいちゃんが住んでいる。

私はよく遊びに行くのだが、食べ物や飲み物は自由にしてよいことになっている

私のためにと、お菓子がたくさん常備してある。

私は誰かのために何かを無償でしてあげられることは

素晴らしいことであるといつも尊敬している

 

わたしもはやくそんな人間になりたい。

私にはない部分を持つ人たちを見ているといつもそんな焦燥感を覚える

 

家族といえど他のお家の冷蔵庫を開ける瞬間は少しドキドキする

何か悪いことをしている気分になる

おばあちゃんたちはしっかり生活をしているという事が

冷蔵庫から伝わりほっとする。

 

食パンを食べることにした。

パンは手軽なのですきだ。コーヒーとも会う。

コーヒーも作った。冷凍してあるバナナも食べた。

 

お腹が満たされて昼下がりのニュースを見る。

世の中を知るにはあまりにも些細な出来事が目の前で次々と流れていく

 

どれもこれもつまらない、稚拙に見えて仕方がない

人間の醜さを謳うかのようなひどい事件を多く目にしなければなかった

深みのないコメントを残すコメンテーターも気に食わなかった

テレビは消した。

 

本を読むことにした

本を読んでいると眠気が襲ってきた

私はそれに逆らわなかった。

 

暑さで目が覚めた。

時計を確認すると20分ほど寝ていたようだ。

 

私は昼寝をするときっかり20分で目が覚める

自覚はないが体にとってそれが一番心地よいらしかった。

 

ふらふらとした足取りで水を飲みに行く。

エアコンは苦手だ。夏は扇風機で過ごす。

 

たっぷり汗をかいていた。

心地の良い夢を見ていたようだ。

寝るとまた、現実に起こった嫌な出来事が

もろもろとした現実味のないものに変わっていた。

 

私はどうやらいい加減な人間らしい

一生、忘れてなんかやらないと、決意していたにも関わらず。

 

最近は

夢か現実かわからないような、夢か現実をさまようことが多くあった。

そのおかげで夢も現実も、

とるにたらないさっぱりとしたものに変わるようになった

 

夢も睡眠と同じくらい大切で

私の中で愛すべきものの1つなのだ。