paingain’s blog

私の思考の記録

寒い夜、都会での公園の思い出

2023年の12月末、

用があって社会人の姉の家に泊まらせてもらっていた

3泊4日の長旅。

 

実家と1人暮らしの家とでは

全く生活スタイルが異なる(私は実家暮らし)

 

例えば起きなければいけない時間にきちんと起きるだとか

疲れていても家事をこなすだとか

 

料理も家事も

そういったこと全部一人でやっていかなければならないという

親というセーフティネットがない現実

「私、社会人になれるのかしら、、、」

 

なるしかないのだが。

将来が少しだけ懸念された

 

 

ところで

姉は仕事のため姉の家で一人で過ごす時間の方が多く

家の鍵を渡されていた

「絶対無くしたらあかんよ。鍵」

忘れ物常習犯の私のことで何度も念を押された

 

(今年は本当に、なくしもの落とし物をない1年にすることをひそかに心に誓っている。意識していれば大概防ぐことができることを知っているのでそれを意識する必要がある)

 

1人で買い物に行って姉の家に帰ろうとしたある日のこと

オートロックを解除しようとしたのだが

なんと!

なぜか

開かない

手順通りにやっているはずだと

何度も確認し

試してみたもものの

開かない、、、

 

これ以上すると管理人の人とかに不審者だと怪しまれるかもしれないと思い

「家に入れない」と

姉に連絡だけ入れて

 

姉が帰るまで近くの公園で待つことにした

私の地元にはないような

広々とした見通しの良い公園

 

時計は18時を指そうとしているのに

子供たちがまだたくさん遊んでいることに驚いた

しかも親が同伴でないこと

 

地元ではありえない光景だなと

楽しそうに群れる子どもたちを遠くから眺めていた

 

買い物をしてお腹がすいていたので

途中でマクドにてグラコロセットを購入していたことが幸いした

 

ベンチに座って

あたたかいコーヒーを飲みながら

あるいはポテトをつまみながら

自分の将来について考えていた

 

都会にはこれだけたくさんの人がいて優秀な人もきっとたくさんいて

これまで私が見ていた世界、私自身があまりにもちっぽけに思えたこと

 

この世界に飲み込まれてしまうんじゃないか、という気持ちになった

この世界で、何かを成し得ることがどれだけすごいことかという事を

身に沁みて感じた夜

 

ワンちゃんの散歩をする人たちを

2組、3組と見送りながら

 

姉からの連絡が入ったため

駅で合流し一緒に夜ご飯を食べることになった

 

とても寒かったけれど

忘れもしない

 

忘れたくない夜の記憶のブログ。